子どもの指先を器用にする年齢別の遊び方

大人になると「手先が器用な方がいい」ということを痛感したことはありませんか?
そう考えると、「我が子は器用だろうか?」「このままで大丈夫だろうか?」と気になるものです。
そこで今回は、幼児期の遊びを通して指先を器用にする方法を年齢別にご紹介していきます。

指先を使うか使わないかで差が出る

子どもは遊びに目覚める1歳くらいからどんどん手を使うので、この頃からいかに指先を使えるかが大切です。
小学校になるとさらに図工や遊びの中でも手先を使うようになるので、お子さんのためにも幼児期の遊びを通して指先と手先をよく使う習慣を身につけてあげましょう。

1歳児の遊び

1歳になるとお座りや立つことができるようになり、手に届くものはなんでも触ろうとし始めます。
ここで重要となる手先の動作が「つかむ」と「つまむ」です。
1歳の頃は「何かをつかんで入れ物に入れる」という遊びをするようになるので、これを利用して手先を使うように促しましょう。

まず、ペットボトルのフタ2つ用意して、フタ同士をボンドで貼り付け赤ちゃんが飲み込めないようにしましょう。
次に、空き箱の上部に穴を開け、そこにペットボトルのフタを入れて落として遊びます。
お金もかからず安全に遊べ、赤ちゃんの握力と手先の器用さをしっかり鍛えてくれるでしょう。

2歳児の遊び

2歳になると自我が芽生え自分でできることも増えるので、大人の真似をするようにもなってきます。

この頃になったら大人の隣に座らせて画用紙とクレヨンを与え、好きなものを書かせてみましょう。
クレヨンをしっかり握らないと思うように書けないことがわかると、必死になって手先に力を入れて努力します。

また、色をしっかり識別できるようになるので、簡単なパズルを与えるのもいい方法です。
パズルをはめるときや外すときの力の入れ具合を調整しながら上手にできるようになるいい訓練になるでしょう。

3歳児の遊び

個人差はありますが、3歳になると体つきもしっかりして手と指の力も強くなり、手先が器用になってきます。

この頃におすすめなのは折り紙です。
どことどこをつかんで折ればいいのか、どのくらいの強さで折るのか、そんな感覚が自然に身につき、折り紙を上手に仕上げようと言う気持ちが手先をより器用にしていくでしょう。

また、粘土で遊ぶことも効果的です。
指の先端を使って粘土を細くする、小さく丸める、こんな動作は指先に繊細な感覚を覚えさせてくれます。

4~5歳児の遊び

~5歳になると文字も読めるようになり、数や図形も認識できるようになってきます。

この頃は「アイロンビーズ」という遊びを取り入れてみましょう。
プラスチックの型に小さなビーズを並べるので、指先の動作が細かく手先の訓練に向いています。
また、色々な形や色を認識しながら作るので、子供の想像力を掻き立てるのにちょうどいい遊びです。

また、動物の胴体、手足、顔、などを絵に書いてハサミでカットし、紙に貼り付けて色を塗るという工作もいいですね。
すべての動作に指先が使われ、かつ動きが繊細なのでこの年齢の手先を訓練するのにちょうどいい遊びと言えます。

手先を使うとなかなか上手くできずに親も子もイライラすることがあります。
しかし、すぐ上手にできるものではないことを子どもに優しく説明し、次の機会にまた親子で楽しむことが大切です。
子どもの成長を見守るように、遊びの成長も親がしっかり見守ってあげましょう。

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