「折り紙」は古くから日本の子どもに愛されている遊びのひとつです。近年では「ORIGAMI」として外国にも知られるようになり人気が出てきました。
折り紙は楽しく遊べるだけではなく、子どもの成長に良い影響を与えることも分かっています。今回の記事では、折り紙のメリットとその理由、子どもとの上手な折り紙の遊び方をご説明します。
・手先の動きが運動神経や脳の発達などに好影響を与える
折り紙は手先を使って特定の形を作り上げていく遊びです。手先を器用に動かす能力を「巧緻性(こうちせい)」と言いますが、折り紙は巧緻性の成長に効果的です。巧緻性に優れている子どもは運動神経やリズム感覚などが優れています。
また指先は末梢神経が集中している部位であることから「第二の脳」とも呼ばれています。指先を使い折り紙を折る作業によって脳に良い刺激を与えるので、近年では手軽にできる脳トレとしても人気です。
・想像力や色彩感覚を養う
折り紙は完成図までの道のりを考えるため、子どもの想像力を養うことにも有効です。
また、さまざまな色の折り紙を使えば、色によって形の持つ印象が変わることを感覚的に覚えていくことができます。
・集中力や空間認識能力を高める
折り紙の作業は手先を繊細に使うので、子どもの集中力が高まりやすくなります。
折り紙は複雑な面も持ち合わせた遊びで、数学も応用されることがあります。高い集中力を持って複雑なしくみの折り紙を作ることで「空間認識能力」を同時に育てていくことが可能です。sides of the paper also improves spatial awareness.
・大人が手本として作る過程と完成形を見せてあげる
子ども自身で考えることが大切ですが、見本なしで作り始めるのはなかなか難しいでしょう。うまくできずに飽きてしまう可能性もあるので、最初は作り方と完成形を見せてあげてください。
カラフルで綺麗な折り紙を子どもに見せてあげることで折り紙に対する好奇心を高めます。
完成した折り紙は部屋に飾っておくなどすると子どもの折り紙への意欲を保てるのでおすすめです。
・まずは二つ折りから
誰でも最初から難しい折り紙を作ることはできません。まずは簡単な二つ折りから始めてみましょう。
二つ折りにするだけでも三角形など作ることができ、さまざまな形に見立てられます。初めのうちは「紙を折る楽しさ」と「正しい折り方」を教えてあげることが大切です。
・子どもの達成感をひきだす
折り紙を子どもが折る際には、折り紙の種類や色を子どもに選ばせてあげることも大切です。色や種類が豊富だとそれだけで子どもは喜ぶので、さまざまな折り紙を準備しておきましょう。
自主的に子どもが折り紙に取り組むことで「自分でできたんだ」という達成感や満足感が得られ、積極的に折り紙で遊ぶようになります。 will want them to go ahead and make more origami.
成長に役立つと言っても、折り紙は「遊び」ですから、楽しくなければすぐに飽きてしまいます。最初のうちは「親子のコミュニケーション」を一番に考えてください。「楽しさ」への配慮を忘れないようにするのがポイントです。
メリットが豊富なだけに、折り紙で継続的に遊んでほしいものですよね。ゆっくりと時間をかけて、折り紙への意欲を育ててあげてください。