日本とは気候や環境が異なるカナダでは、子どもたちに人気の遊びも異なります。もちろん、日本でもなじみのあるおもちゃやアニメも人気がありますが、ここでは日本と異なる環境であるカナダならではの、子どもに人気のある遊びを紹介いたします。
カナダの子ども達の遊び環境
カナダでは、基本的に12歳未満の子どもは一人で過ごすことが禁止されているため、子ども同士で遊びに出かけることができません。また、自然豊かな環境なので、休日はファミリーでアウトドアを楽しむことが多いのが特徴です。
夏休みは、6月末から2か月間以上の長い夏休みとなっていることが多く、多くの子どもはサマーキャンプに参加します。サマーキャンプは短期間のものに複数参加するケースが多いようです。
また、カナダでは多年齢が混合している園が多く、多国籍の文化、おもちゃ、教材が混ざり合っています。全体的に先生は子どもに対して寛容で、子どもは先生と多くの会話を楽しむことができます。カナダの子どもたちは、豊かな自然や多文化に触れながら、大人に見守られつつ、ゆったりと過ごしていると言えるでしょう。
カナダの子どもたちに人気の遊び5つ
スプラット(Splat)
複数の子どもが輪になって立ち、真ん中に1人入ります。真ん中の子が「スプラット」と言いながら、輪のなかの一人に水鉄砲を飛ばす格好をします。撃たれた子はすぐにしゃがみます。もし、しゃがむことができなければ撃たれた子が負け。しゃがむことが出来れば、その子の両側の子が「スプラット」と言って撃ちあいのですが、先に「スプラット」と言った子が勝ちとなります。負けた子が真ん中の子と交代します。
何も道具がなくてもでき、特に遊具が少ないと言われているカナダの公園では、人数さえ集まれば手軽にできる遊びとして人気です。
カナディアンフットボール
カナディアンフットボールはアメフトに似ていますが、少しルールが異なります。
フィールド競技人数がアメフト11人に対し、カナディアンフットボールは12人となっています。
カナディアンフットボールは、カナダ独立のプロリーグがあり、バスケットボールと並んで人気を集めています。
アイスホッケー
カナダの冬は、11月~3月に渡りますが、その間は寒さや雪のため公園遊びは厳しく、
子どもたちは、スキーやスケートなどを楽しみます。住宅街には屋外スケートリンクが点在し、子どもで賑わいます。
アイスホッケーは、カナダの国技にもなっており、カナダの男の子にとても人気があり、カナダではホッケーと言えばアイスホッケーのことを指します。
スケート
アイスホッケーが男の子に人気があるのに対し、女の子はフィギュアスケートを楽しむことが多いようです。冬季に外で遊ぶと言えば、スケートを楽しむのが定番だと言えるでしょう。
ボルダリング
カナダでは、長い冬季に外遊びが限られることもあり、大規模なボルダリングやトランポリンの屋内施設が多いのが特徴です。子どもの頃から本格的な施設に出かけ、家族で楽しんでいるようです。
いかがでしたでしょうか? 休日はファミリーでレジャーを楽しむことが多いカナダですが、園やサマーキャンプなどでは、多国籍、多文化に触れる環境が多く、カナダ人の人当たりの良さを培っているのがわかりますね。自然とお互いの個性に触れ、共存する環境は、子どもにとってとても大切です。日本においても、英語の幼児教室などに通えば、多文化に触れることができます。自然と国際性が身につくので、子どもの将来にきっと役立つことでしょう。