工作を通して子どもが得られるメリットは多いといいますが、最近では既製のおもちゃや楽しいゲームがたくさん溢れています。テレビやネット動画なども充実しているので子どもは夢中になりがちですが、一度基本に戻ってアナログな工作を楽しんでみませんか?
今回は、工作を通して子どもが得られるメリットにはどのようなものがあるのかを解説するとともに、家で気軽に楽しめる工作3選を紹介いたします。
子どもが工作を通して得られるメリットって?
脳の発達を促すことができる
工作をするなかで、普段は手にしない多くの材料や道具を手にする機会が増えます。手触りの感触の違い、壊れやすさや重さ、温度の違いなどを感じながら、個々にあった力加減でものを扱うすべを覚えていくのです。
また、道具を上手く使えるようになるには、手先の動かし方にも工夫が必要です。そういった頭で考えながら手先を動かす経験は、脳にとても良い刺激を与えます。手先の動きは脳の運動野の発達に直結しているため、手先をよく使うことで脳が発達していき、運動神経も良くなると言われています。
想像力や工夫する力を養える
工作をするには、完成のイメージを考えます。完成図を頭の中で想像しながら、どうやったら思うような仕上がりに近づけられるのか、試行錯誤して工夫する力が育ちます。
また、「こうしたらもっと良くなるかな?」「この道具を使えばキレイにできる」などと考えて工夫する経験は、工作だけでなく普段の生活の中で工夫することにも繋がっていきます。
集中力を養える
工作は子どもにとって楽しいもの。楽しいことを通して自然と集中力を養うことができます。集中力は、繰り返し物事に集中する機会を経験することで、備わっていきます。作品を複数作っているうちに、集中力が高まっていくことでしょう。
家で楽しめるおすすめ工作
ちぎり絵で模様づくり
色紙を手でちぎり、画用紙に糊で貼り付けて好きな模様をつくっていきます。色紙に加えて、リボンや毛糸、アルミホイルやビーズなど家にあるものを材料として使ってみましょう。
ちいさな子には、雑誌や広告の写真や包装紙の模様などを切り取って与えてあげるのも良いでしょう。その写真や模様から想像力を膨らませやすくなります。
夢の街を作ってみよう!
子ども好きなミニカーや人形を遊ばせることができる「夢の街」を厚紙や段ボールで作ってみましょう。道路や線路を作り、あったらいいなと思うショップや公園、幼稚園や学校などを自由に加えます。紙コップやストロー、紐などの他、草花や木の実などを利用して飾ると素敵に仕上がります。
空き箱ビー玉コースづくり
菓子箱などの空き箱を利用して、ビー玉コースを作ります。スタート地点とゴール地点を決め、厚紙で直線やカーブなど工夫して仕切り壁を設置していきます。コースの途中に、トイレットペーパーの芯でトンネルを作ったり、カッターで落とし穴を開けてあげたりすると長く遊べます。
子どものうちから工作を楽しむことで、脳の発達や心の成長で多くのメリットがあることがわかりました。親子で定期的に楽しめるといいですね。
また、同年代の子どもがどんな工夫をしているのか、他の子どもの作品を見ることも次の工夫に繋げることに役立ちます。幼児教室などで工作をする経験は、子どもの発達にさらに貢献してくれることでしょう。家の中とは違う環境で楽しく過ごすことは子どもの視野を広げることにもつながります。ぜひ幼児教室に通ってみてくださいね。