日々子育てをする中で、「子どもが昼寝をしない」と悩んでいる方は少なくありません。特に子どもの体力がついてくる2歳頃になると、「赤ちゃんの頃にはすぐ寝てくれていたのに、なかなか昼寝しなくなった……」というケースも多いですよね。昼寝しない子どもをうまく寝かしつけるには、どうすればいいのでしょうか?
ここでは昼寝をしない子どもを寝かしつける方法を4つご紹介します。
昼寝をしない子どもを寝かしつける4つの方法
子どもが昼寝をしない理由には、体を動かし足りなくて体力が余っていたり、生活リズムが乱れていたりといった原因が挙げられます。特に2歳以降は体力もついてきて自我が芽生え始めるため、昼寝の寝かしつけに苦労するご家庭も多いもの。
そのような場合は午前中にたくさん体を動かす遊びをさせ、早寝早起きの習慣を作ることを意識するとスムーズに昼寝をしてくれるケースも多いです。
またご家庭によっては「寝室には連れていけるけど、寝かしつけがなかなかうまくいかない」という場合も多いかもしれません。そんなときは、次のポイントやコツを踏まえて寝かしつけを試してみてください。
昼食後は昼寝しやすい環境を整える
昼食を済ませたあとはお昼寝をしやすいよう、寝室のカーテンを閉めておきましょう。部屋が少し薄暗いほうが眠気を誘いやすくなるからです。このとき、オルゴールなどのゆったりした音楽をかけるのもおすすめですよ。
また、スマホやテレビなど脳を覚醒させやすい遊びをさせず、ゆったりと過ごさせるのもポイントです。
ゆっくりやさしいトーンで絵本を読んであげる
寝室に子どもを連れてきたら、絵本を読みながら寝かしつけをしてみましょう。ゆっくりやさしく読んであげると、子どもが安心して入眠できるようになります。お昼寝の際は毎回同じ絵本を読んであげると、子どもが条件反射で眠気を感じるようになるケースも多いです。
子どもの呼吸に合わせてボディタッチをする
寝かしつけでは、親が子どもに寄り添ったら、子どもの呼吸と親の呼吸のペースを合わせるのもポイント。子どもは親の体温や呼吸をすぐそばで感じるとリラックスし、次第に眠くなっていきます。寄り添いながら子どものお腹や背中を呼吸に合わせてやさしくポンポンするのも良い方法ですね。
そのほかには手足を撫でたり、やさしく握ったりするのもおすすめです。子どもによって好みがあるので、眠りやすそうな方法を探ってみましょう。
おでこからまぶたを撫でる
子どもはウトウトすると瞬きで目をつぶっている時間が長くなっていきます。その際は手のひらでおでこからまぶたをそっと撫でてあげましょう。こうすることで子どもは安心感を覚え、スムーズに眠ってくれることも多いです。
どうしても昼寝をしないときは? いっそ遊んでしまうのもあり
子どもは成長とともにだんだん昼寝が必要なくなってきます。もし生活リズムなどを整えたうえで寝ないのであれば、子どもの成長と捉えて遊びの時間にしてしまってもOKでしょう。その場合は夜の就寝時間を早めにすると、朝型の良い生活リズムがキープできますよ。
何をやっても寝ないと親はイライラしがちですが、そのようなときは子どもと一緒にドライブに行ったり、散歩に出かけたりすると気分転換になります。子どもによっては、車やベビーカーに乗っていると揺れが心地よくて眠ってしまうこともありますよ。
昼寝は子どもの成長に欠かせないものですが、寝ない理由は子どもによってさまざま。子どもの様子や入眠スイッチを探りつつ、ご紹介した寝かしつけの方法をぜひ試してみてくださいね。
また、日中にさまざまな遊びを経験させてあげたい場合は、幼児教室に通わせてあげるのもおすすめです。集団遊びなどを通じてめいっぱい体を動かしながら遊べば、昼寝をはじめとする生活リズムが安定しやすくなりますよ。