夜に足の痛みを訴える子どもにどう対処する? 成長痛の原因と痛みを和らげる方法

子どもが夜になると、脚の痛みを訴えることがあります。外傷がなく打った形跡もない場合、そして次の日にはケロっと痛みが治まり、またしばらくして夜になると傷む場合は、幼児期によく見られる「成長痛」かもしれません。成長痛は病院を受診しても治療法はないものの、子どもが泣いて痛がるのを見過ごすこともできません。
そこで、成長痛の原因と痛みを和らげる対処法について紹介いたします。

夜に足の痛みを訴える子どもにどう対処する? 成長痛の原因と痛みを和らげる方法

成長痛とは?

成長痛とは、3歳から12歳の成長期の子どもにおける四肢の痛みを指します。特に幼児期は一次成長痛として、足の痛みが現れやすく、オーストラリアの調査によると幼児の約37%において成長痛が認められたというデータがあります。
夕方から夜半にかけて、膝から足部に痛みが現れることが多く、痛みの程度は個人差があるのが特徴。痛みは、月1~2回や週1~2回など不定期に繰り返し起こることが多いようです。
成長痛が起こる原因としては、骨の成長に伴って痛みが発生するとも言われていますが、現時点において医学的にははっきりとしていません。
また、痛みに対する特別な治療方法はないため、病院に受診しても痛みを感じる部分をさすったり、外用剤を貼付したりするなどの処置がされ、消炎鎮痛剤の内服や坐薬は必要ないとされています。

子どもの足の痛みを和らげる方法

子どもが足の痛みを訴えた際に、患部をさすったり、優しくマッサージをしてあげたりすることで痛みがおさまることが多いようです。寝ていて痛みが突然起きたことで、泣いてしまう場合もあるので、小さいお子さんなら抱っこをしてあげるなど親子のスキンシップを図ることで、精神的に安心して落ち着くこともあります。
また、普段からよく歩いた際や疲れが見受けられる日には、入浴後に下肢筋をマッサージしたりストレッチをしてほぐしてあげることで、成長痛の予防に繋がるという報告もありますので、成長痛が繰り返し起こる場合は、試してみてはいかがでしょうか。

成長痛をはじめとする子ども特有の症状は、大人には理解しにくく、直面した際に慌ててしまうものです。
子育てにまつわる悩みを相談しやすい環境づくりとしても、幼児教室など子どもの発達・成長に詳しい保育者へ相談できる場へ、普段から通わせておくのもよいかもしれません。

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