【エストニア編】外国の教育事情と子どもに人気の遊び

ロシア、ラトビアに隣接しているバルト三国のひとつであるエストニアは、九州より少し大きな面積に人口約132万人が住んでいる国です。
北欧に近く、美しい自然と歴史的な建物とを兼ね備えているため、訪れる多くの旅行客はエストニアに魅了されます。
観光のみならず、エストニアは教育水準が高く、オーストラリアやデンマークと並んでICT(情報通信技術)教育先進国としても有名。ICTの発展では日本の30年先を進んでいるとも言われています。
そこで今回は、エストニアの教育事情と子どもに人気の遊びについて紹介いたします。

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エストニアのICT環境

エストニアがICT教育の先進国になった経緯は、旧ソビエト連邦からICT関連部門を任されていたことから起因します。他の国から侵略を受けてきたなかで、ICTの重要性を認識し、独立後は国家主導でICT教育への大きな改革が行われました。
現在、国家の運営は全て完璧な保護を受けたICT技術で運営されており、情報セキュリティ技術は世界のトップクラスで、他国からの侵略に屈しない安全なものになっています。

エストニアの教育事情

エストニアの教育制度は,初等教育9年間,中等教育3年間のほか,中等専門学校や高等(専門)学校などがあります。ソビエト連邦の独立後に開始されたICT教育プログラムにより授業や宿題の多くにICTが活用され、小学校でのプログラミング教育もその頃から既に必須化されています。
プログラミング教育は10歳~15歳になると、本格的なプログラミングやアプリの開発ができるレベルの教育を受け、15歳以降ではホームページの作成ができるレベルの知識習得を行います。
エストニアはEU加盟国ですが、ソビエト連邦による占領の歴史からエストニア語を話さないロシア人も一定数存在し、公立学校では,エストニア語で授業を行うエストニア人学校と,ロシア語で行うロシア語系学校とに分かれています。いっぽうで最近では外国語として英語の普及が急速に進んでおり、その他の外国語として日本語を選択できる学校もあります。

エストニアの子どもの遊び

自然豊かなエストニアの公園には、共用の子ども用おもちゃが用意されている場所もあり、朝早くから小さな子どもがよく遊ぶ姿を見る事ができます。
放課後の子どもたちは,バスケットボールやサッカーなどのスポーツ活動に熱中したり,映画や音楽、ゲームを楽しんだりします。また、「けん玉」など、YouTubeで話題になる他国の遊びが流行ることも多いようです。
エストニアでは共働きの家庭が多いのですが、3ヶ月間に渡る夏休みは、多くの子どもが家族や友達と一緒に、別荘へ出かけて大自然に触れながらバカンスを楽しむのも特徴です。

エストニアの教育事情と子どもの遊びについて紹介いたしました。
ソビエト連邦からの独立後、急速にICT教育が進んでいるエストニアは、他国に比べて教育分野への歳出も抜きん出ており、教育への投資により未来の安全を目指しています。
対して日本においては、ようやく小学校でのICT化が始まったばかり。国の施策に頼るだけでなく、個々で子どもの教育へ投資を行う必要性は否めません。
グローバルな意識を備えた質のよい幼児教室などへ通わせるなどして、子どもの将来を豊かにしていきたいものですね。

Little,Boy,With,Flag,Of,Estonia,Is,Sitting,On,The
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