ごっこ遊びの年齢別特徴と発展アイデア

おままごとやお店やさんなど、子どもが何かになりきって遊ぶ「ごっこ遊び」。
多くの子どもたちに人気の遊びですが、想像力や社会性など子どものさまざまな能力を引き出すことでも知られており、イメージを大きく膨らませるほどその効果が期待できるといいます。
また、ごっこ遊びは1歳から小学生まで多年齢で楽しむことができる遊びですが、発達に応じて楽しみ方が異なるのも特徴です。
そこで、ごっこ遊びの年齢別特徴と、ごっこ遊びの発展に繋がる親の関わり方のアイデアを紹介いたします。

ごっこ遊びの年齢別特徴と発展アイデア

ごっこ遊びの年齢別特徴と発展させる方法

<1~2歳児>見立て遊びのアイデア

1歳児はごっこ遊びの準備段階。身近な動作などを真似する「見立て遊び」が中心です。
ママやパパなどの動きを真似ることから始めることが多いので、積極的にママやパパが見本を見せてあげることで、その後の本格的なごっこ遊びに発展していきます。
言葉をまだ話さない子どもに対しても積極的に身振り手振りの動作を見せて、創造力を膨らませてあげましょう。寝る・食べるなど日常生活の真似のほか、動物の真似、電話をする真似、車を運転する真似などがおすすめです。

<2~3歳児>ごっこ遊びの発展には言葉と小物を

ぬいぐるみや人形などを使って、徐々にままごとなどのごっこ遊びを始めるようになります。まだ的確な言葉が添えられないので、時折さりげなく代弁してあげることで、子どもはどんどん楽しくなり、ごっこ遊びが上手になっていきます。
また、小物を用意してあげるのもよいでしょう。たとえば、木の実やおはじき、ストロー、スカーフなど、想像次第でさまざまなものとして使えるものがおすすめです。口に入れる危険がないことを確認し、細かい小物をたくさん与えることで、指先の運動を促すことにも繋がります。

<3~4歳児>ごっこ遊びの発展には世界観を広げよう

3~4歳児になると、絵本やアニメなどの登場人物になりきり、自分なりに物語を作るようになります。まずは子どもの世界観を壊さないことが大切です。
もしマンネリ化してきたら、「あ!〇〇が来たよ」などと、敢えて普段登場しないキャラクターを登場させてあげるのもいいでしょう。別のアニメの主人公同士を登場させて、オリジナルのストーリーをつくるきっかけを与えることで、より世界観が広がっていきます。

<4~5歳児>ごっこ遊びの発展には工作を取り入れて

4~5歳になると、鉛筆やハサミなどを使えるようになります。お店屋さんごっこ用にお金や商品を作ることを促しましょう。厚紙に絵を描いたり、折り紙や粘土で作ったりし、ごっこ遊びに登場させることで、売れた時の喜びや物を大切にしようという気持ちを育てることにも繋がります。

もともと感性豊かな子どもたちは、大人が思いつかないようなアイデアを秘めているものです。子どもならではの世界観を壊さないようにしつつ、大人が少し関わってあげることで、内在する想像力を引き出してあげられるといいですね。
また、子ども同士で刺激しあうことで、想像力や社会性がより育っていきます。幼児教室などに通うことで、保育の専門家に見守られながら、同年代の子どもたちと一緒に子どもの世界をより広げられるような環境を整えてあげるのも良いかもしれません。

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