公園での水遊びデビュー 慌てないための準備と注意点は?
多くの子どもたちが大好きな水遊び。今年の夏は公園での水遊びデビューをさせたいと思われている親御さんもいらっしゃることでしょう。
水遊びでは、水に触れたときの感触や、音、冷たさなど、五感をたくさん刺激することができ、子どもの感性の育んでくれます。いっぽうで、外での水遊びはまだ幼い子どもにとっては大冒険! 体調面や安全面にもしっかりと気を配ってあげる必要があります。
そこで、公園での水遊びデビューを控えた親御さんに向け、楽しく安全に楽しむための心得や準備について紹介したいと思います。
公園での水遊びデビューの前に
水遊びは、お座りが安定した生後7~8か月ごろからできますが、この頃はできれば家での水遊びからスタートさせましょう。
ベビーバスやビニールプールを使って庭先やベランダで、または少なめに水を張ったお風呂で、おもちゃのジョーロやカラーボールなどを使って遊び、まずはお水遊びに興味をもってもらうところからはじめましょう。
水遊びに良いとされている気温は28℃前後です。水はお湯を加えて28℃~30℃に調整します。屋外なら朝から水を溜めておけば、太陽熱が冷たさを和らげてくれますよ。
はじめは15分程度の短時間で切り上げるようにし、水遊び後に身体が冷えないように、室内のエアコンは切っておきましょう。
公園での水遊びデビューの準備ポイント
水遊びに適した場所選び
家での水遊びで楽しめたら、いよいよ公園での水遊びデビューです。
公園の噴水やじゃぶじゃぶ池での水遊びは、場所によっては水の流れを感じたり、水中を動き回ったりなど、ダイナミックな遊びもできますが、最初は安全性を重視して選ぶのが大切です。
・水位は子どもが座った姿勢で腰程度の浅い場所
・水の流れが少ない場所
・ママも一緒に入れる場所
・周辺に木陰がある場所(またはテントが張れる場所)
・蚊などの虫が少ない場所
・水が常に循環され衛生が保たれている場所
同じ公園の水遊び場でも、日のあたり方によって水温が異なったり、深さにも変化があったりするので、遊ぶ前に確認するようにしましょう。
また、オムツが取れていない赤ちゃんの利用は禁止していることもあるので、事前にチェックしておきましょう。
持ち物
基本の持ち物は、水着など濡れてもよい服、帽子、サンダル、タオル(大・小)、着替え、飲み物、おやつ、ビニールシート、日焼け止め、虫よけです。
・日焼け防止のため、上半身はラッシュガードやTシャツを用意しましょう。
・気温が低めの日は、ラッシュガードなどが濡れると身体が冷えてしまうので、適宜途中で脱がせるようにします。
・水から上がった時に寒くならないよう、ラップタオルや羽織るものがあると便利です。
・サンダルは滑りにくく、脱げにくいものでつま先が覆われているものが安心です。
・帰りに濡れている靴を履くのを嫌がる子が多いので、サンダルと帰りの靴は別のものにしましょう。
・顔に水がかかるのを嫌がる場合は、適宜顔を拭くための小さめタオルがあると便利です。
・保護者も水に入れるよう、濡れてもよい服装とサンダルを用意しましょう。
・水遊び後は、普段よりお腹が空きます。すぐに食べられる軽食やおやつの用意をおすすめします。
おすすめの時間帯
朝早めの時間に行くと、水が冷たい場合が多いので注意しましょう。また、おやつ時間を過ぎると下校後の大きな子どもが増えてきます。
おすすめの時間帯は、お昼前11時前後からお昼タイムまでの間です。水遊びでしっかり遊んで昼食をとり、お昼の流れを作りましょう。
注意点
気付きにくいですが、水遊び中も汗をかいています。楽しんでいるからと長時間水遊びをさせると、思いのほか体が冷えていたり、頭が暑くなっていたりします。適宜、水から上げて水分補給をし、体調の変化に注意するようにしましょう。
また、外での水遊びには思いもよらない危険も隠れていることがあります。ママ友などとおしゃべりをする際も、子どもから絶対に目を離さないようにしましょう。
水遊びを楽しんだ帰り道は、眠ってしまう子どもが多いので、ベビーカーなど眠っても困らない方法で出掛けましょう。
公園での水遊びデビューについて、注意したいポイントなどを紹介いたしました。
子どもの成長にメリットも多い水遊びですが、十分に楽しむためには準備も大切です。子どもの体調や安全に気を配り、親子で楽しめるといいですね。