ブロック遊びを知育に役立てたい! 学習効果が見込めるブロックの遊びネタ3つ

幼児期から入学後まで長きに渡って子どもたちに人気のブロック。ブロック遊びは、幼児期の脳の発達だけでなく、中学受験に通ずる図形的センスを養う効果など、知育面で大きな効果が認められています。
ブロック遊びにはさまざまな遊び方がありますが、そのなかでも今回は、ブロック遊びで知育効果を得るための心得と、学習に繋げるブロック遊びネタについて紹介したいと思います。

ブロック遊びを知育に役立てたい! 学習効果が見込めるブロックの遊びネタ3つ

ブロック遊びで知育効果を得るための心得

ブロックにはさまざまな遊び方があり、得られる効果もさまざまです。
ブロックを買い与えたばかりのお子さんなら、知育効果を狙った遊びを促すよりも、まずは自由に作品を作らせてみましょう。創造力や集中力、指先の力の発達、そして繰り返し挑戦する力を養うことがまずは大切だからです。 ブロックは、パーツ自体がシンプルなので表現を邪魔しません。子どもが思い描いたものを形にしていくので、正解もありません。まずは、子どもが作った作品がどのようなものでも受け入れ、褒めてあげましょう。それによって自己肯定感が伸び、ブロック遊びへのさらなる意欲が沸き、徐々に高度なものが作れるようになっていくでしょう。
そして、子どもがブロック遊びに熱中している時は、声をかけたり親の都合で中断させたりすることは避け、子どもの納得がいくまで続けさせてあげることも大切です。

学習に繋げるブロック遊びネタ

学習に繋げるブロック遊びは、数の概念やたし算・ひき算、順番、立体図形への理解などの効果が期待できます。子どもが作りたいものを作る自由な作品作りと両立させて行っていきましょう。

<数の概念、たし算・ひき算への理解>
・赤色、青色、黄色など異なる色のブロックを10個ずつ数えながら集め、色ごとに1列に並べます。その後、赤色10個のうちの3個を積み上げてタワーを作ります。青色は5個、黄色は10個と数を変えてタワーを作って高さを比べてみましょう。
「赤色タワーにあと何個のブロックを乗せたら、青色と同じ高さになるかな?」と言いブロックを積み足したり、黄色タワーからブロックを減らして青色と同じ高さにしたりと、数の増減を体験します。数を「1.2.3」と数えながら、実際にブロックを増やしたり減らしたりすることで、数の概念やたし算・ひき算への理解がしっかりと身につけることができます。

<順番への理解>
2色のブロックを3個ずつ交互に1列に並べ、「左から3番目は何色かな?」、「右から5番目は?」などと確認します。慣れてきたら「この並べ方で考えたら、左から8番目は何色になると思う?」など、ブロックがない部分を想像させます。 同様に3色、4色など色を増やしたり、積み上げて「上から(下から)〇番目」という方法でもやってみましょう。

<立体図形への理解>
ブロックを使って大人が見本を作り、「これと同じもの作れる?」と子どもに作らせます。最初はブロック3個程度の易しいものからはじめ、徐々に立体的なものにしていきましょう。
その後、見本そのものは見せずに、見本の「正面から見た図」「上から見た図」「横から見た図」を書いたものを見せて作らせます。できたら見本の実物と比べてみましょう。
慣れてきたら、子どもが見本を作って図を書き出題させてもよいでしょう。

学習効果が期待できるブロック遊びネタを紹介いたしました。ブロックは、自由な作品作りだけでも十分に知育効果がありますが、どんどんと新しい作品に挑戦するためには、時には見本を作って見せるのも大切です。
ご家庭で時間が取れない場合は、幼児教室などでお友達や保育士と一緒に取り組むことで、作りたい作品のアイデアが生まれ、ブロック遊びによる効果がより高まるかもしれませんね。

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