【外国の子どもの習慣】アメリカの夏休み「サマーキャンプ」

アメリカの学校では、6月上旬から8月下旬までの2か月半に渡る長い夏休みがあります。夏休み中は学校や塾から宿題もほとんどなく、多くの子どもたちがサマーキャンプに参加します。
アメリカのサマーキャンプは、多岐に渡るプログラムが用意されており、子ども達はサマーキャンプへ参加することで、学校では得られない多くの体験をすることができるといいます。
そこで今回は、アメリカの「サマーキャンプ」に焦点を当て、アメリカの子ども達が夏休みにどのような過ごし方をするのかについて紹介いたします。

【外国の子どもの習慣】アメリカの夏休み「サマーキャンプ」

アメリカのサマーキャンプの特徴

アメリカのサマーキャンプには、大きく分けて日帰りのデイキャンプと宿泊キャンプの2つがあります。

●デイキャンプ
デイキャンプの多くは1週間単位で朝から夕方まで開催されるフルデイキャンプと、午前だけや午後だけといったハーフディキャンプ、そして短時間だけのキャンプがあります。
開催されるプログラムは、プログラミングやレゴロボティックス、科学や数学などを含めたSTEM系や、スポーツ系、アートや演劇系など。種類が豊富でひとつのプログラムへの参加期間が短いこともあり、複数のデイキャンプへ申し込む子どもが多いようです。
自治体をはじめとして、各習い事教室やスポーツクラブ、大学、教会など多くの主催によって、子どもたちが夏休み期間を利用して新しい事を始めたり、普段できない事にじっくりと取り組んだりすることができるように工夫されています。

●宿泊キャンプ
アメリカの宿泊キャンプは、最低でも1週間、大半は2週間から3週間に渡って、長い期間にわたって開催されるのが特徴。宿泊グループは小学生から高校生の異年齢で構成され、各グループのカウンセラーとして大学生が加わります。湖畔などのキャンプサイトで、乗馬や釣り、ゴルフ、ハイキング、ウォータースポーツ、陶芸や写真などのアート系など、さまざまなアクティビティーの中から好きなものを選んで体験でき、自然の中で伸び伸びと過ごします。
いっぽうで、宿泊キャンプへの参加費用は最低でも1000ドル以上と高額であることから、参加できる子どもが限定されてしまいがちなのが残念な点です。

アメリカのサマーキャンプの目的は?

サマーキャンプに参加する目的は、大きく3つあります。
1つ目は、普段の学校のある期間では取り組めない事にじっくりと取り組み腕を上げること。2つ目は、新しい事に挑戦する機会が得られること。そして最後に、新しい友達に出会い知見を広げられることです。
特に、異年齢と一緒にグループ単位で共同生活を行うことによって、協調性や自立心、柔軟性やチャレンジ精神など、短期間で大きな成長が期待できます。
さまざまな意見を持った子どもがアイデアを出し合って共有し、小さな衝突を経験しながら、解決へと向かう、子どもたち主体の活動ならでは経験は、チームワークの重要性を学び、生涯のソーシャルスキルの糧となることでしょう。

アメリカの夏休みの過ごし方の中からサマーキャンプについて紹介いたしました。サマーキャンプへ参加する効果は、普段できないことが体験できるほか、さまざまな考えを持つ異年齢の子ども達との深い交流によって得られます。
日本からアメリカのサマーキャンプに参加するのは難しいですが、日本にあるインターナショナルスクールへ参加することで、幼いうちから幅広い考え方や異文化に自然と触れることはできます。日帰りのプログラムに長期間参加させることで、乳幼児のお子様の成長を間近で感じながら通わせることができるので、検討されてみてはいかがでしょうか。

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