仕上げ磨きは何才まで? 虫歯を寄せ付けないコツ

仕上げ磨きは何才ぐらいまで必要なのか、と悩まれる親御さんは多いようです。仕上げ磨きを嫌がるお子さんの場合は、早々に仕上げ磨きをやめるご家庭もあるかもしれません。いっぽうで、小学校卒業まで仕上げ磨きを続けるご家庭もあります。
そこで今回は、子どもの歯を虫歯から守るために、仕上げ磨きを終えるタイミングの見極め方や、虫歯を寄せ付けない方法について紹介いたします。

仕上げ磨きは何才まで? 虫歯を寄せ付けないコツ

仕上げ磨きは何才まで?

多くの歯科医の見解では、仕上げ磨きは8~9才までを目安に行うのが良いとされています。
タイミングの見極め方は、乳歯から永久歯への生え変わり状況と、子どもの歯磨きの状況との2つで判断しましょう。

判断ポイント1:生え変わりの状況

乳歯から永久歯へ生え変わる時期は、とても虫歯になりやすい時期です。永久歯は生えかけが一番虫歯になりやすく、また歯並びも安定していなため汚れも溜まりやすい状態です。小学校入学と同時に自立の一環として仕上げ磨きを終了されるご家庭も多いようですが、とても虫歯になりやすい時期なので危険です。

判断ポイント2:生え変わりの状況

子どもの歯磨きの状況をしっかりと確認するのも大切です。入学前までは大人主体で磨き、入学時期を目安に少しずつ子どもへ歯磨き指導をしていき、仕上げ磨きの際に磨けているかをチェックするようにしましょう。
子どもは、歯ブラシの細かい動きや力の調整が苦手です。口の中をイメージできず、同じ場所ばかりを磨き、磨き残しも多いものです。根気よく繰り返し指導していくことが必要です。10才前後になると、大半のお子さんは歯ブラシのコントールができるようになるでしょう。

永久歯への生え変わりの時期や、子どもの歯磨きの状況は個人差が大きいものです。年齢だけで判断せず、個別の状況によって仕上げ磨き終了のタイミングを判断しましょう。また、仕上げ磨きをやめたら全て子ども任せではなく、3日に1回は磨き残しをチェックするなどをして、子どもの歯みがきの状況を確認するようにしましょう。

虫歯を寄せ付けないコツとは?

永久歯は、生えてから段々硬くなっていき、歯質が安定するのに15歳前後くらいまでかかると言われています。つまり、磨き残しに対して15歳前後までは特に注意が必要です。
実は、歯ブラシだけでは上手に磨けても60%しか汚れを落とせないといいます。そのため、「糸ようじ」や「フッ素」を併用することが推奨されています。
大人が仕上げ磨きをする際はもちろん、子どもにも糸ようじの使い方を教え、習慣化させるとよいでしょう。また、丁寧な歯磨きに併せてフッ素を活用することで、虫歯を寄せ付けない状態をキープするようにしましょう。

今回は仕上げみがきが何才まで必要なのか、そして虫歯を寄せ付けないコツについて紹介いたしました。
子どものむし歯は、親の責任とも言われます。子どもの歯の生え変わりや歯磨きの状況をしっかりと把握し、仕上げ磨きを終えるタイミングは丁寧に判断するようにしましょう。

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