子ども会話力は環境による影響が大きい?!

子どもの会話力の乏しさについて心配をし、会話力を伸ばしたいと考える親御さんは少なくありません。また、親御さん自身が話し下手だから仕方がないと諦めてはいる方もいるかもしれません。
会話力は遺伝が大きく関係しているものなのでしょうか?

今回は、子どもの会話力を伸ばす環境について詳しく見ていきたいと思います。子どものコミュニケーション能力の低下が叫ばれるなか、子どもの会話力を向上させる方法を考えていきましょう。

子ども会話力は環境による影響が大きい?!

子どもの会話力は遺伝か環境か?

会話力は、遺伝と環境との両方が関係することがわかっていますが、大阪大学のグループが成人の双子40組の脳を調査して調べた結果によると、思いついた言葉を発する能力は、「遺伝」と「環境」から半々ずつ影響を受けているとのことです。
近年の子どもたちのコミュニケーション能力低下は、「超便利社会」も要因となっていると言われています。テレビやゲームなどの電子機器の使用時間が長くなり、買い物も無言でできてしまう環境を考えると、頷けますね。

子どもの会話力を伸ばす環境とは?

子どもの話に耳を傾ける

共働きなどで、子どもが話はじめるタイミングに合わせて家事の手をとめられないご家庭も多いかとは思いますが、子どもから話をする時こそ、しっかりと目を見て心で受け止めることが大切です。子どもの話に耳を傾けて、子どもが言いたいことをしっかりと理解して聞くようにしましょう。それが子どもの会話の原動力となり、自信にも繋がるからです。話を途中で遮ることなく、相槌をうちながら最後まで聞き、共感や理解を示すようにしましょう。

文章で話をする

家族の毎日のやり取りでは、「このまえの」「あれ」「出して!」「早く!」など、単語のみで済ませていないでしょうか?家族の会話こそ、正しく文章で伝えることが大切です。言いたいことさえ伝われば良いという環境では、子どもの会話力は残念ながら伸びません。
まずは、「ちょっとまって!」を、「今、お母さんは料理で火を使っていて手が離せないから、1分間待ってくれる?」に変えてみませんか?

話す場・聞く場を与える

子どもとの会話の際、子どもが答えやすい質問をいくつか投げかけるようにするなど、子どもが話す機会を増やすことを心がけましょう。「そのなかで特に好きなのはどれ?」「どれくらい楽しかった?」など聞き、言葉を引き出していきます。
また、家庭だけではなく、多くの人と話をする機会を設けたり、絵本の読み聞かせをしたりするのもよいでしょう。普段使わない言葉だけでなく、さまざまな考え方や価値観に触れることができ、会話力アップに繋がりますよ。

子どもの会話力を上げる環境について紹介いたしました。
人とのコミュニケーションに必要となる会話力は、就職の際も重要視されているので、子どもの会話力を伸ばせられるような環境を心掛けたいですね。
会話は毎日の積み重ねです。ふだん子どもとの会話に時間がとれないようでしたら、幼児教室に通うのもおすすめです。幼児教室では、お子さんの発達状況を理解した先生が、お子さんの興味を引き出しだしながら、同年齢や異年齢のお友だちとの会話を促してくれます。お友達の話を聞くことで、自分とは異なる価値観を自然と理解しながら、お子さんの会話力を伸ばしていくことができるでしょう。

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