体力不足が心配! 子どもの外遊び時間を増やす方法

「なによりも、子どもには健康な身体に育って欲しい」と願う親が多いなか、近年子どもの体力低下が注目されています。久しぶりに遊びに出かけても、「疲れた」「歩けない」と身体を動かす楽しさを忘れてしまったかのような子どもも見られ、問題視されているようです。
そこでここでは、子どもの体力の低下について注目し、体力低下や疲れやすさの原因と外遊びの時間を増やすヒントについて紹介したいと思います。

体力不足が心配! 子どもの外遊び時間を増やす方法

進む子どもの体力の低下

2021年度に全国の小中学生を対象にスポーツ庁が調査した「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果によると、2年前に行った同調査と比較して男女ともに体力合計点が大きく下がったといいます。体力低下の原因としては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、各種学校などの活動が制限されたことに加え、スマートフォンやゲームなどの利用時間の増加などが挙げられています。

子どもの疲れやすさの原因は?

また、ある調査によると、日本の子ども達は「自律神経」の中でも「交感神経が過敏に反応している」ということが分かってきました。交感神経が過敏になると、さまざまな刺激に反応し過ぎて「疲れやすい状態」になります。
自律神経は、生活のリズムと密接に関係しているため、自律神経を正常な状態に保つためには、まずは昼間に太陽の光をしっかりと浴びて活動するのが大切です。
そして、夜は暗さを感じることで眠りのホルモン「メラトニン」の分泌を促して、身体が休まる副交感神経を優位にさせましょう。寝る前にスマートフォンやゲームの明るい光をたくさん浴びていると、交感神経が活性化し、疲れやすさに繋がってしまうので注意が必要です。

外遊びの時間を増やすヒント

子どもの外遊びの時間を増やすためには、外で遊ぶ楽しさを実感させることが大切です。
・興味を引くおもしろそうな場所
・楽しそうな遊具や、子どもが扱いやすい道具
・一緒に遊べる相手
などがあると、子どもは楽しく遊べます。
例えば、ボール遊びにしても、子どもが投げやすい大きさ、キャッチしやすい柔らかさのものを与えると、子どもは前向きに取り組むようになり、成功することで楽しさを見出していきます。
たこあげや縄跳び、フリスピー、バトミントンなど、新しい道具を使った遊びに挑戦するのもいいでしょう。公園で他の子が遊んでいるものを見て、子どもが興味を持ったものがあれば、それをやらせてみるのもいいかもしれません。

また、道具がなくても、大人が一緒に楽しく鬼ごっこに参加するだけで、子どもは喜ぶものです。大人も本気で逃げ回ったリ追いかけたり、子どもを捕まえたら全身で抱き留めてくすぐったり…。
鬼ごっこのなかでも、高い場所にいる人にはタッチできない「高鬼」や、鬼が決めた色にタッチしたら捕まらない「色鬼」など、子どもの年齢に合ったものを取り入れて、遊ぶのも楽しいものです。
「外で遊んでおいで」と促すだけでなく、「一緒に遊びに行こう」と誘ってみましょう。

子どもを外遊びに誘う時間が取れない場合は、外遊びを取り入れている幼児教室に参加させるのもよいでしょう。子どもの成長段階に合わせた外遊びをお友達と一緒に行うことで、外遊びの楽しさを実感し、親の手を借りずとも外遊びを習慣化させることができるかもしれません。

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