「なによりも、子どもには健康な身体に育って欲しい」と願う親が多いなか、近年子どもの体力低下が注目されています。久しぶりに遊びに出かけても、「疲れた」「歩けない」と身体を動かす楽しさを忘れてしまったかのような子どもも見られ、問題視されているようです。
そこでここでは、子どもの体力の低下について注目し、体力低下や疲れやすさの原因と外遊びの時間を増やすヒントについて紹介したいと思います。
子どもの外遊びの時間を増やすためには、外で遊ぶ楽しさを実感させることが大切です。
・興味を引くおもしろそうな場所
・楽しそうな遊具や、子どもが扱いやすい道具
・一緒に遊べる相手
などがあると、子どもは楽しく遊べます。
例えば、ボール遊びにしても、子どもが投げやすい大きさ、キャッチしやすい柔らかさのものを与えると、子どもは前向きに取り組むようになり、成功することで楽しさを見出していきます。
たこあげや縄跳び、フリスピー、バトミントンなど、新しい道具を使った遊びに挑戦するのもいいでしょう。公園で他の子が遊んでいるものを見て、子どもが興味を持ったものがあれば、それをやらせてみるのもいいかもしれません。
また、道具がなくても、大人が一緒に楽しく鬼ごっこに参加するだけで、子どもは喜ぶものです。大人も本気で逃げ回ったリ追いかけたり、子どもを捕まえたら全身で抱き留めてくすぐったり…。
鬼ごっこのなかでも、高い場所にいる人にはタッチできない「高鬼」や、鬼が決めた色にタッチしたら捕まらない「色鬼」など、子どもの年齢に合ったものを取り入れて、遊ぶのも楽しいものです。
「外で遊んでおいで」と促すだけでなく、「一緒に遊びに行こう」と誘ってみましょう。
子どもを外遊びに誘う時間が取れない場合は、外遊びを取り入れている幼児教室に参加させるのもよいでしょう。子どもの成長段階に合わせた外遊びをお友達と一緒に行うことで、外遊びの楽しさを実感し、親の手を借りずとも外遊びを習慣化させることができるかもしれません。