冬の寒い時期、子どもたちが風邪やウィルスに負けないように、身体の免疫力を上げておきたいものです。
身体の免疫力を上げるには、日々の食事が重要ですが、冬に旬を迎える野菜には、免疫力を上げる効果のあるものがたくさんあるのをご存知でしょうか。旬のものは栄養価が高まるだけでなく味も美味しく、幼い子どもでも野菜による自然の甘味を美味しく感じることができます。
そこで今回は、免疫力アップ効果のある冬野菜と、冬野菜を使った幼児食としておすすめのメニューをご紹介いたします。
幼児食におすすめの免疫力アップ効果のある冬野菜
免疫力アップには、腸内環境を整えて免疫細胞を活性化させることが大切です。そのため、腸内の善玉菌を増やすために「水溶性食物繊維」を積極的に摂りましょう。また、「ビタミンA」には皮膚や喉の粘膜を保護する働きがあり、「ビタミンC」にも免疫力を高める働きがあります。
これらを含む冬野菜としては、以下のものがあります。
・ブロッコリー
・にんじん
・かぼちゃ
・じゃがいも
・さつまいも
・ほうれん草
・はくさい
冬野菜を使った幼児食
免疫力アップ効果のある冬野菜を使った幼児向けメニューとしては、野菜を柔らかく煮込み、煮込む時のスープごといただけるものを意識するようにしましょう。そうすることで、柔らかく煮込む際に野菜から出た栄養素も逃さず摂取でき、旬の野菜から出た出汁によって、スープも美味しく感じられるでしょう。
具体的には、野菜スープやポトフ、シチュー、具沢山の豚汁などがおすすめです。
お好みの冬野菜を、食べやすい大きさにカットして柔らかく煮込み、コンソメやトマトジュース、出汁、味噌などで味付けをします。煮込むことで野菜のカサを減らせるので、たくさん野菜を食べることができます。
タンパク質として、大豆の水煮や白身魚、ひき肉などを加えるとよいでしょう。月齢に合わせて、潰したりトロミをつけたりすることで、食べやすくします。多めに作ったら、炊いたお米を混ぜることでリゾットや雑炊へリメイクもできますよ。
また、食べやすい大きさにカットして蒸し野菜にするのもおすすめです。にんじんやじゃがいも、さつまいも、かぼちゃ、ブロッコリーは、旬の時期に素材そのものの味でいただくことで、その美味しさを知っておきたいものです。
免疫力アップ効果のある冬野菜と、冬野菜を使った幼児食におすすめのメニューをご紹介しました。
風邪やウィルスに負けないように免疫力を上げるには、日々の食事が重要です。
ちょっとした心がけで、幼児食にも簡単に冬野菜を取り入れることができるので、ぜひ参考にしてみて下さい。