子どもの体幹を鍛えるメリットは? 取り入れたい効果的な遊びを紹介
椅子に姿勢正しく座れない理由には、体幹が充分に育っていないという理由があります。
入学や入園後、椅子に座っていられずフラフラ立ち歩いてしまうのも、体幹不足の影響があるのかもしれません。
小さなうちから体幹を鍛えることで得られるメリットは多く、体幹は大人が行う筋力アップトレーニングを行わなくても、子どものうちは遊びを通して鍛えられます。
そこで、子どもの体幹を鍛えることで得られるメリットと、体幹を育てる効果がある遊びについて、今回はご紹介いたします。
子どもが体幹を鍛えるメリットとは?
体幹を鍛えることで得られる最も大きなメリットは、姿勢がよくなることです。体幹を鍛えることで無理なく正しい姿勢をキープできるようになるので、椅子に座って落ち着いて食事やお絵かきができたり、視力の低下も防ぐことができます。
また、体幹が強くなると身体を上手に使えるようになります。体幹が弱いと力がしっかりと足や手に伝わりにくく、ふらついたり転びやすくなったりします。
幼少期から体幹を鍛える事で、運動能力が育ちやすくなるとともに怪我の防止にも繋がります。
体幹を鍛える効果のある遊び
幼児期において鍛える体幹は、遊びのなかでバランスを取ろうとする動きを繰り返すことで、養っていきます。
室内で遊ぶものと、屋外で遊ぶもの、それぞれをご紹介いたします。室内で遊ぶものは、パパやママとスキンシップを取りながら遊べるものです。低年齢からできるものもあるので、試してみましょう。
室内で遊ぶもの
1.マットの上で横転する
マットの上で横になり、手を上で合わせます。そのまま真っすぐマットの端までゴロゴロ横に転がります。
端までいったら反対周りで戻ります。体幹が備わってくると、まっすぐ転がることができるようになります。
2.大人の体を登る・歩く
大人が片脚を立てた状態で座り、子どもの手を握ります。子どもが大人の足や肩まで登ります。
また、うつ伏せで寝転んだ大人の背中やお尻の上を、クマ歩きまたは立って歩きます。
3.バランスボールで遊ぶ
小さいサイズのバランスボールを用意し、バランスボールの上に腹ばいになったり座ったりします。
また、子どもの手を握り、大人が両足で挟んで固定したバランスボールの上に子どもが立ってぴょんぴょん跳ねて遊びます。
子どもが転倒しないよう、しっかりと大人が支えて行いましょう。
4.手押し車をする
子どもが腹ばいになった状態から子どもの足首を大人が持ち、子どもが左右の手で床を押しながら前に進みます。
屋外で遊べるもの
1.ケンケンパをする
地面に輪を書き、輪のなかを片脚でケンケンパをします。左右両方の足をつかってバランスよく行いましょう。
2.公園のアスレチック遊具で遊ぶ
公園にロープや丸太を使ったアスレチック遊具があれば、それで遊ぶことでも体幹が鍛えられます。登ったりぶら下がってバランスをとって遊びましょう。
3.キックバイクに乗る
キックバイクはバランス感覚を養うとともに、姿勢を意識してうまく身体を使うことで体幹を鍛えることができます。
安全に気をつけて体験させてあげるとよいでしょう。
体幹を鍛えることで得られるメリットと、体幹を育てる効果がある遊びをご紹介しました。
小さなうちから子どもの体幹を育てることは、子どもの健やかな成長に繋がります。
簡単な遊びを通して育てることができるので、意識して取り入れてみてはいかがでしょうか。