子どもが薬を飲んでくれない! 乳幼児へ薬を飲ませるコツを紹介
風邪を引いた時など、乳幼児に薬を飲ませなければならないのに、嫌がって飲んでくれないことはありませんか?
薬を飲ませる必要があるのに、泣き叫んで口に入れなかったり飲んだ後で吐き出してしまうと、薬の効果を発揮させることができません。
そこで、乳幼児に薬を飲ませるのに苦労するという親御さんに向けて、薬を飲ませるコツや注意したい点について、ご紹介いたします。
乳幼児へ薬を飲ませるコツ
1.満腹の時に飲ませない
食事やミルクの後など満腹の状態に薬を飲ませようとすると、なかなか口を開けてくれなかったり、口に入れても吐き出してしまったりします。子ども用の薬は空腹時に服用しても影響が少ないため、食前か食間に飲ませるのがおすすめです。
2.素早く飲み物を飲ませる
薬を口に含んだら、すぐに飲み物を飲ませて胃まで流し込みましょう。飲み物は、水よりも香りや味のあるものが薬を感じることが少ないでしょう。
3.オブラートや服薬補助ゼリーなどを使う
薬をオブラートにつつんだり、服薬補助ゼリーの間に挟むことで、舌の上で薬の味を感じることなく服用できます。
4.飲み物や食べ物に混ぜて飲ませる
飲み物に混ぜたり食べ物に挟んだりすることで、飲みやすくなります。
薬が混ぜるのにおすすめの飲み物は、果汁の少ないジュース、アイスクリーム、チョコレートクリーム、ヨーグルト、プリン、ジャムなど、香り味や濃い目のものがおすすめです。
※混ぜてからはすぐに飲ませましょう。時間が経つと薬の成分が変化してしまうことがあります。
※飲み物や食べ物の量は少なめにします。多めの量の飲み物に混ぜてしまうと全部飲めないことがあります。
※炭酸飲料やスポーツドリンク、果汁の多いジュースは、薬に影響を与えるので使わないようにしましょう。また、1歳未満の乳児へのハチミツも避けましょう。
5.薬を飲む理由を伝え、飲めた際には褒める
乳幼児だから理解できないだろうと考えず、「薬を飲むと病気が治る」ということを繰り返し伝えましょう。
上手に飲めたら忘れずに褒めることで、薬を前向きに飲もうとすることもあります。
また、症状が治まった時には、「がんばってお薬を飲んでよかったね」と伝えるようにしましょう。
乳幼児へ薬を飲ませる時に注意したいこと
1.薬を飲ませることに必死になりすぎない
薬を飲ませることに必死になりすぎると、自然と怖い顔になってしまいます。
乳幼児は、人の表情で物事を判断するため、怖い顔をして薬を飲ませようとすると、嫌がり泣き出してしまうこともあります。
2.ミルクやごはんに薬を混ぜない
薬を混ぜて味が変わると、混ぜたものが嫌いになってしまう恐れがあります。
そのため、ミルクやごはんなどの栄養源には、混ぜないようにしましょう。
3.大泣きしている時に飲ませない
大泣きしているのに無理やり飲ませてしまうと、気管に入ってしまうことがあります。
泣きやむまで待ってから、再度与えるようにしましょう。
乳幼児に薬を飲ませるコツや注意したい点について、紹介いたしました。
その他、子どもによっては、粉薬よりも錠剤なら飲めるなど、薬の形状によって飲みやすさが異なるものです。飲ませるのに苦労するようでしたら、別の形状のものを処方してもらうのも良いかもしれません。
いろいろ試してみて、お子様に一番合う方法を見つけてみましょう。