【外国の子どもの習慣】海外にも3時のおやつの呼び方は? 外国の子どものおやつ事情
日本ではお馴染の「3時のおやつ」という言葉。子どもたちの楽しみな時間の1つですね。
外国の子どもたちの「3時のおやつ」に代わるものはどのようなものなのでしょうか?
今回は、日本の3時のおやつの由来とあわせて、3時のおやつの外国での呼び方、そしてどのようなものを食べているのか、外国でのおやつ事情についてヨーロッパ地域を中心にご紹介いたします。
日本でのおやつの由来
日本では江戸時代後期ごろまで、一般庶民の食事は朝夕の2回のみでした。
しかし、夕ご飯までの間にお腹が空いてしまう労働者を中心に、「八つ時」(現在の午後2時~4時)に間食を食べる習慣が徐々に広まっていき、それが「おやつ」の由来となったようです。
当時のおやつは団子などの穀類が中心で、甘いものではありませんでした。
外国ではおやつに何を食べている? 外国のおやつ習慣
<イギリス>
イギリスのおやつタイムは、お馴染みの「アフタヌーンティー」と呼ばれるものです。
日本と同じで午後3時前後にいただくもので、大人はお茶やコーヒーと一緒に、クッキーやスコーンを中心に、子どもはサンドイッチやフルーツ、グミやチップスなども含め、バラエティーに富んでいます。
またイギリスでは、午前10時頃の「モーニングティー」というブレイクタイムもあります。
<フランス>
フランスのおやつタイムは、「カトゥルール」と呼び、多くの園や学校が終わる時間となる午後4時前後にいただくのが一般的となっています。
フランスパンにチョコレートを挟んだものや、フルーツ、市販のおやつなどを、園へのお迎え時に保護者が持っていく姿も見られます。
<ドイツ>
ドイツのおやつタイムは、「カフェ―ツァイト」「クーヘン」と呼び、日本と同じ午後3時前後にいただきます。
パンやクッキー、ケーキが中心となる大人に対し、子どもには栄養バランスを考慮して野菜スティックや果物などを食べさせる傾向があります。
<イタリア>
イタリアのおやつタイムは、「スプンティーノ」と呼び、午後4時ごろにいただくほか、午前10時~11頃にもいただきます。
子どもたちに人気のおやつは、フォカッチャやピッツァ、ジェラート、ビスケットなどです。ビスケットの種類は実に豊富で、ジャムサンド、クリームサンド、チョココーティングなどさまざまなものがみられます。
<スペイン>
スペインのおやつタイムは、「メリエンダ」と呼び、なんと午後5時ごろにいただきます。スペインでは昼食が午後2時、夕食が午後9時と遅いため、おやつも遅い時間です。
子どもたちに人気のおやつは、チュロスやサンドイッチなどです。
日本のおやつの由来と、外国のおやつ事情についてご紹介いたしました。
各国でおやつを指す名称やいただく時間帯は異なりますが、子どもたちに人気のおやつは日本の子どもたちにも馴染みのあるものですね。
あちこちの国から、おやつタイムに喜ぶ子どもたちの甲高い声が、聞えてきそうです。