子どものイライラにはどう対応するのが正解? イライラが激しい原因と対処法
最近、「キレやすい子ども」が増えているといい、すぐにキレる子どもへの対処に悩まれる親御さんも多いようです。
そこで今回は、子どもがキレやすい状態について考えてみたいと思います。
子どもがイライラする状態の原因にはどのようなものが考えられるのか、そして、子どものイライラを改善する方法について探っていきましょう。
状の緩和だけでなく予防への効果も期待できるので、ぜひ参考にしてみて下さい。
イライラを抱える子どもが増えている原因は?
子どものイライラは、感情のコントロールがうまく出来ない状態です。
最近、キレやすい子どもが増えている原因として考えられるのは、「子どもの食生活」と「子どもがかかえるストレス」の2つが挙げられます。
子どもの食生活
近年、レトルト食品やジャンクフードなどでも美味しいものが出回り、子どもたちの好みのパンやカップラーメン、お菓子なども増えています。共働きで忙しいご家庭を中心に、活用する場面も多いのではないでしょうか。また、朝ごはんをほとんど食べないという子どもも多いようです。
食べ物は、身体だけでなく脳をも育てており、子どもの食生活は子どもの脳の成長に大きな影響を与えます。精神バランスを整える栄養素が不足することで、普段からイライラしキレやすい子どもへと繋がることもあります。
朝ごはんを食べない子や、カルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、葉酸などの栄養素が不足していると、イライラしやすいと言われており、子どもは非行に走りやすい傾向が指摘されています。
子どもがかかえるストレス
少子化にともない、子ども1人にかかる親の期待が大きくなっているといいます。子どもにとって、親からの過度の期待は大きなストレスとなります。
最近の子どもたちは、習い事で忙しく自由に遊ぶ時間が少ないと言いますが、子どものためにと思い、親が子どもへ押し付ける習い事は、子どもにとってストレスになります。
ストレスを抱えながらの生活の日々は、キレやすい状態をつくり上げてしまいます。
子どものイライラを改善させる方法
食事の見直し
食生活に問題がありそうだという場合は、朝昼晩の3食、バランスが取れた食生活を心がけることで、子どものイライラの改善を期待できます。
レトルトやジャンクフードは極力避けるようにし、野菜を多く取り入れるなど不足ぎみの栄養素を積極的に取り入れるようにしましょう。
外遊びをさせる
子どもが嫌がる習い事を続けているのなら、本当に子どものためになることなのかを今一度検討して、できる限り排除して、外遊びの時間を増やしましょう。
子どもは本来身体を動かして遊ぶだけのエネルギーが溢れているものです。外遊びで存分に身体を動かし、適度に身体的疲れを感じながら、夜の眠りにつきやすい状態にしましょう。
子どもの気持ちに寄り添う
自尊心が高い子どもはキレにくい傾向があるといいます。子どもへのしつけにおいて、子どもの心を傷つけるような言葉を吐くよりも、子どもの気持ちや意見をじっくりと聞き、子どもの気持ちに寄り添った言葉がけをするようにしましょう。
子どものイライラの原因と、子どものイライラを改善する方法について解説いたしました。
まずは、食生活を振り返ってみて問題がないかどうか、そして親からの子どもへの期待や声掛けについても、今一度改善点があるかどうか見直してみましょう。
ちょっとした親の変化を子どもは敏感に感じとり、思いのほか早い効果を実感できるかもしれません。