【外国の子どもの習慣】どんなお手伝いをしている? 外国の子ども達のお手伝い事情
お手伝いをさせることで子どもの家事力を育てたり、報酬としてお小遣いを渡すことで金銭感覚を身に着けさせようとしたりするのは、日本だけでなく多くの国において共通しているようです。
世界の国々では、子ども達にどのようなお手伝いをさせているのでしょうか?
今回は、外国の子どものお手伝い事情について、フランスとイギリス、オーストラリアを例に挙げて、ご紹介していきたいと思います。
フランスのお手伝い事情
フランスでは、毎日パンを買いに出かける家庭が多く、朝の散歩がてらバゲットを買いに出るという人も少なくありません。バゲットを買いに行くのは、大人だけでなく小学生ぐらいの子どもたちも見られ、お手伝いにバゲットやパンなどを買いに行くのは子ども達のお手伝いの定番となっています。
また、車を所有する家庭の多いフランスでは、洗車も人気のお手伝いです。
夏になると子ども達が水着を着て、家の前で洗車をする光景がよく見られ、水遊びをしながら楽しくお手伝いをします。親から言われた通りに丁寧に洗えばお小遣いがもらえるため、楽しみながらも一生懸命に車をきれいにするようです。
また、力が付いてくる小学校高学年や中学生ぐらいの男の子なら、庭の芝刈りや薪割りや薪運びのお手伝いをする子もいます。力仕事なのでお小遣いも高額になる傾向があり、本格的にお小遣いを稼ぎたいという子は、自宅の庭だけでなく近所の高齢者の庭なども含めて、積極的にお手伝いを申し出るといいます。
イギリスのお手伝い事情
イギリスの子どもたちに人気のお手伝いは、ベッドメイキングや洗い物です。
イギリスでは、男の子よりも女の子の方がお手伝いをする傾向がありますが、男女含めて全体の65%もの子どもたちが、家事の手伝いをしてお小遣いをもらっていると言われています。
オーストラリアのお手伝い事情
オーストラリアでは、子どもにとって勉強よりもお手伝いが大切だと考える家庭が多く、子どものお手伝いを非常に重視する傾向があります。
家の中での身の回りの家事を中心に、小さな子どもの頃から少しずつお手伝いをさせていき、小学校を卒業するまでには、洗濯やお風呂掃除などを含めて、一通りの家事を親から習い終わるといいます。
海外の子どものお手伝い事情について、フランス、イギリス、オーストラリアの様子をご紹介しました。
他にもヨーロッパを中心とした多くの国では、子どもへのお手伝いを重視し、積極的に親が子どもにお手伝いをさせているといいます。
それぞれの国や生活環境によって、子どもに適したお手伝いは異なりますが、お子様のいるご家庭なら、外国のお手伝い事情も参考にされたうえで、わが子に合ったお手伝いについて今いちど、見返してみてはいかがでしょうか。