教えるよりも自ら考える力を! 子どもの観察力を育てる方法
子どもが親の手から離れ強く生きていくためには、親が物事を教えるよりも、子どもが自ら考える力へ繋がる「観察力」を育てることが大切だといいます。
子どもの観察力を育てることは、なぜ大切なのでしょうか?
この記事では、子どもの観察力を育てることの大切さと、子どもの観察力を育てる方法について、ご紹介していきたいと思います。
観察力はなぜ大切なの?
人間の思考の原点は、観察から始まると言います。
見たものや聞いたものに関して反応し、観察することで、その意味について考え、疑問を持ち、解決への思考が働くからです。
観察力を高めることで、身の回りの事柄について思考が働き出し、考える力が向上していきます。この考える力は、算数の計算などで考える思考とは異なり、生きる力につながる思考で、幼いうちから培うことが大切です。
子どもの観察力を育てる方法とは?
子どもの観察力は、日常生活の中で育てることができます。つまり、子どもの観察力を育てようと考えるのであれば、普段子どもと一緒にいるママやパパが意識することが大切です。
小さな子どもが、些細なことに「なんで?」「どうして?」と親に質問することがあります。これは、観察力が芽生えているという証拠でもあり、それを伸ばしてあげることで思考力も養われていきます。
子どもに質問をたくさん投げかけよう
普段から、子どもにたくさんの質問を投げかけることで、子どもの日常生活における観察力を育てることができます。
たとえば、次のような質問がおすすめです。
・「どの玩具で遊ぶのが楽しい?」
・「この玩具のどういうところが好きなの?」
・「これは、どうして動くのかな?」
子どもからの回答は、正しくても誤っていても構いません。子どもが前向きに回答できるよう、ママやパパが楽しんで質問をどんどん投げかけていきましょう。
慣れてきたら、目の前にあるもの以外についても質問をするようにします。
・「今日は、何が楽しかった?」
・「さっき見たアニメは、どんなお話しだったの?」
繰り返していくうちに自然と観察する癖がついていき、なんとなく見ていたものから、自分の好みを発見し、物事への理解が進んでいくでしょう。
子どもに新しい体験をさせよう
子どもに新しい体験をさせたり、普段行かない場所に連れて行ってあげたりすることで、子どもは新たな発見をする機会を得ます。そのなかでは、自然と観察力は発揮されやすいものです。
また、新しい体験の中で観察したものから、普段の身の回りの物事への興味を膨らませることもできます。
・「こんなのあるんだね! これって家にある〇〇と何が違うのかな?」
・「きれいだね! おうちにあるクレヨンでもこんな絵描けるかな?」
など、積極的に日常生活へ活かせるような声掛けを行いましょう。
子どもの観察力を育てることの大切さと、子どもの観察力を育てる方法について、ご紹介いたしました。
子どもの観察力を鍛えることで、子どもの自ら考えて解決していく力を身に着ける力に繋がります。
子どもの思考力の土台となる観察力を、ぜひ養ってあげて下さい。