うちの子にはどのスポーツが向いている? 子どものスポーツの選び方ヒント

「子どもにスポーツをさせたいが、うちの子はどんなスポーツに向いているのか?」 と考える親御さんは少なくありません。
子どもが楽しめるスポーツをさせるのが一番なのでしょうが、スポーツには向き・不向きもあります。できれば、最初から我が子に向いたスポーツを選んであげたいと考えるのは、不思議なことではありません。

そこで今回は、子どもにどんなスポーツを習わせようかと考える親御さんに、向き不向きをどのような視点で捉えたらいのか、スポーツの選び方ヒントをご紹介します。

うちの子にはどのスポーツが向いている? 子どものスポーツの選び方ヒント

スポーツの向き・不向きとは?

スポーツの向き・不向きを考えた時、次の4つの要素が挙げられます。

1.生まれ持った筋肉の質
スポーツを判断する要素で最も重要なのが、筋肉の質(筋繊維のタイプ)です。
人間の筋繊維は、瞬発力が出せる「速筋」と、持続的な力が出せる「遅筋」とがあり、この2つの筋繊維が混ざりあっていますが、この割合は生まれつき人によって異なります。
速筋が多いタイプは、瞬発力が必要とされるスポーツ(陸上短距離、走り高跳び、空手、相撲など)で力を発揮しやすく、遅筋が多いタイプは、持久力が必要とされるスポーツ(ダンス、マラソン、遠泳)などで力を発揮しやすいと言われています。

最近では、どちらのタイプかを知るための検査もありますが、ジャンプ力や長距離の散歩で疲れないか、また、親のタイプによっても推測することができます。

いっぽうで、球技など多くのスポーツではどちらの力も必要となり、結局は速筋・遅筋の両方が必要となるものが多くなっています。

2.性格
スポーツは性格によっても、向き・不向きがあります。協調性があり、周りと一緒に楽しんで協力し合えるならチーム競技、負けず嫌いで一匹狼タイプなら個人競技が、向いていると考えられます。

ただし、スポーツを通して協調性を養って欲しい、と敢えてチーム競技をやらせるケースもあるでしょう。性格は、遺伝による影響もあるものの、環境による影響も多いので、一概には言えません。

3.体型
小柄か大柄か、背が高いかどうかによって、特定のスポーツに優位となる場合もあります。しかし、これからスポーツを始める子どもが将来どんな体型になるかは、遺伝による影響に限りません。
食生活や体を動かす環境によっても左右されるので、ご両親の体形だけで決めつけてしまうことではないでしょう。

4.運動神経
運動神経は遺伝ではなく、環境や経験によって養われます。特に、幼少期にどれだけ身体を動かしかによって変わるので、スポーツを始める際の判断材料としてさほど意識しなくてもよいかもしれません。

子どもに向いているスポーツの選び方

子どもが取り組むスポーツは、子どもが楽しめるスポーツが良いと考えるものの、実際に始める際は、親がきっかけを与えたり環境を用意したりする必要があります。
そのような際、どんな基準で選ぶのが良いのでしょうか。

子ども自身が見て、「やりたい!」と声を上げるスポーツがなければ、まずは、「親が一緒に楽しめるもの」、という基準で選ぶのがおすすめです。
子どもは親御さんと一緒に身体を動かすことで、そのスポーツを楽しいと感じ、もっと上手になりたい、とそのスポーツへの意識が高まっていくものです。

まずは、親子で遊びを通してスポーツに親しみ、子どもの中で「もっと上手くなりたい」という気持ちが強くなった際に、そのスポーツを専門的に習わせることで、大きな成長を感じられるかもしれません。

子どものスポーツの選び方ヒントをご紹介しました。
最近では、スポーツを始めるのも低年齢化が進んでいますが、スポーツで大きく成長するには、子どもがそのスポーツに興味を持つことが大切です。

幼いうちからスポーツを始めるのであれば、親御さんが楽しく一緒に取り組むことで、興味を植え付けてあげられるといいですね。

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