【外国の子どもの習慣】外国でも水泳教室は人気がある? アメリカやオーストラリアのスイミングスクール事情
日本において、幼児や子どもの習い事として非常に人気があるスイミングスクールですが、外国でも人気があるのでしょうか?
今回は、外国の幼児・子ども向けスイミングスクール事情について、日本同様に国土が海に広く面しているアメリカやオーストラリアの例を取り上げてご紹介していきたいと思います。
アメリカの幼児・子ども向けスイミングスクール事情
取り立てて裕福な家庭でなくてもプライベートプールが庭にあったり、近所にコミュニティー専用のプールがあったりと、アメリカの子ども達にとって、プールは日常生活の中でとても親しみのある存在です。
いっぽうで、一般的な小学校にはプールが無く、スイミングの授業もないアメリカ。
そういう背景もあって、残念ながら小さな子どもがプライベートプールで溺れてしまうという事故は決して少なくないといいます。
海や川などへ出かけなくても、身近な場所で幼い子どもに起きてしまう水の事故を避けるため、子どもを持つ親は、我が子に幼いうちから泳力をつけたいと考える傾向が強いようです。
アメリカのスイミングスクールでは、生後2か月からの赤ちゃん向けコースが用意されており、多くの子どもが赤ちゃんの頃からスイミングに通いはじめます。
赤ちゃんや幼児のうちは、お父さんやお母さんと一緒にプールに入ります。
1レッスンの生徒数は、一般的なスイミングスクールでは4~5人と、日本よりかなり少な目です。自治体が運営するスイミングスクールでも5~6人、レッスン料も月額10ドル前後など日本よりもかなり家計に優しい傾向になっているようです。
オーストラリアの幼児・子ども向けスイミングスクール事情
オリンピックメダリストが多く名実ともに水泳大国といえるオーストラリア。
意外にも新設校を中心に、小学校にプール設備はありません。
プール設備がない小学校では、公共プールを活用しています。バスなどで移動する必要があるため、水泳授業は高学年のみ行ったり、短期集中で行ったり、水泳授業を全くしない学校もあります。
オーストラリアでも、スイミングスクールは幼児の習い事として一番と言えるほど人気を集めています。スクールは各地にたくさんありますが、満員で空きがない状態のスクールも少なくありません。
ベビースイミングもあり、早ければ2才半ごろから母子分離で習うこともできます。
日本のスイミングスクールを想像すると低年齢から母子分離は心配な面もありますが、オーストラリアのスイミングスクールは非常に少人数制。幼児なら1人の先生に対して子ども2人が一般的となっています。
常に目が届き、子どもの性格やレベルに合わせたレッスンを行うため、スイミングが好きな子どもが多く、上達も早いという大きな特徴があります。
アメリカやオーストラリアのスイミングスクール事情をお伝えしました。その他、シンガポールやニュージーランドなど、多くの国でスイミングスクールは幼児の習い事として非常に人気となっています。
スイミングは、赤ちゃんからお年寄りまで楽しめ、全身運動なのに怪我のリスクが少ない生涯スポーツ。温暖な地域を中心に多くの国で人気があるのも頷けますね。