子どもの生きる力を育てよう! 幼児からできるキャンプでのお手伝いと親の心得

家族で楽しもうとキャンプに出掛けても、大人は準備にばかり気をとられて、子どもと一緒に楽しむ時間があまり取れなかったという話しをよく聞きます。
大人が準備で忙しいと子どもは退屈してしまうため、雰囲気も悪くなり、せっかくのキャンプが期待したほど楽しめません。

そこで今回は、子どもとキャンプへ出かける際の親の心得と、子どもがキャンプでできるお手伝いについて紹介いたします。
キャンプという非日常的な環境のなかで、子どもがパパやママと楽しく触れ合いながらできるお手伝いを年齢別にまとめたので、参考にしてみて下さい。

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キャンプ場での親の心得とは?

ファミリーキャンプで重視したい目的は、絶品のキャンプ飯を作ることでもキャンプグッズを大切に使うことでもありません。普段の生活とは異なる自然溢れる環境下で、親子で触れ合いながら、子どもの生きる力を育てることです。

子どもが成長する絶好のチャンスとも言えるキャンプでは、子どもが興味を持つことをどんどん経験させましょう。
子どもに手伝ってもらうよりも、大人がやってしまった方が・・・と考えがちですが、キャンプでは普段の生活よりも時間にゆとりがあるはずです。また、手伝いよりも大自然の中で思いっきり遊んで欲しい・・・という考えもありますが、大人の目の届かない場所へ行かせるのは危険ですし、子どもがパパやママとの触れ合いを望んでいるでしょう。

子どもが興味を持つことに対して、「危ないから触らないでね!」とか、「パパ(ママ)がやるから、遊んでいていいよ」などと言うよりも、ちょっと難しいかなという事でも、「やってみる?」と無理のない範囲で体験をさせてみます。
小さな子どもなら、たとえ不十分でも「挑戦できたね!」と褒めることで、キャンプを楽しく感じ、新たな挑戦や成長へと繋がるでしょう。

ファミリーキャンプでは、効率や完璧を考えるよりも、子どもの興味を広げることを重視することが大切です。料理が焦げてしまった、物を下に落としてしまった、道具や衣類を汚してしまった、といった失敗を恐れず、それがまた良い思い出として残るよう声掛けを大切にしましょう。

年齢別キャンプのお手伝いのおすすめは?

幼児向けのお手伝い

1.荷物運び
何かと荷物が多いキャンプ。軽い物を選んで荷物運びをお願いしましょう。カートなどを使う場合は、一緒に押して(引いて)もらうのもよいでしょう。

2.テント設営時のペグ打ち
テントやタープを設営する際に、土にペグをトントンと打つのは、ぜひやらせてみて下さい。
パパやママと一緒にやることで、お手伝いというよりも遊び感覚で楽しめるでしょう。

3.小枝拾い
テント周辺を散歩しながら、薪の足しになるような小枝や松ぼっくり拾いを楽しみましょう。拾いながら珍しい生き物や植物の発見をするのも、また楽しいものです。

低学年向けのお手伝い

1.チェアやテーブルの組み立て
アウトドア用のチェアやテーブルの組み立てをお願いしてみましょう。最初はなかなかできなくても口出しせずに見守ることで、出来た時の満足感も高いでしょう。

2.薪割り
薪割りの道具があり、興味を示すようなら薪割りにもチャレンジさせてみましょう。
危険がないように、大人がしっかりと見守るなかで、体験させてみましょう。

3.食事の支度
野菜の皮むきやカット、お米洗い、お皿のセッティングなど、子どもの興味や経験に合わせて、手伝ってもらいましょう。普段、家ではお手伝いをしないという子でも、キャンプでは積極的にしてくれるかもしれません。火の番を任せるのもよいでしょう。

4.食器洗い
食事のあとの片づけとして、食器洗いを家族全員でやるのもおすすめです。
洗う係、水ですすぐ係、拭く係など、役割分担してみんなで片づけることで、家族の連帯感も強めることができるかもしれません。

5.寝床の準備
テントの中にマットやシュラフをセットして寝床の準備も子どもにとって楽しいものです。
セットする場所や向きなどを一緒に考えながらやることで、テントで寝る事もより楽しい思い出となるでしょう。

高学年向けのお手伝い

1.テントの設営
高学年ともなると、テントの設営を大人と一緒にできるようになります。
ペグを打つ位置などを考えさせるなど、できるだけ自主的に楽しめるようにしましょう。

2.火起こし
薪や炭を置き、着火剤に火を着けて火を起こすのは難しいものです。その分、うまく出来た時は達成感を味わうことができます。興味を持つようなら、はじめは子どもにやらせてみて、大人がアドバイスをすることで上手くできるようになるといいですね。

キャンプで子どもが主体的にお手伝いできるよう、年齢別おすすめのお手伝いと、親が知っておきたい心得について紹介いたしました。

キャンプには日常生活で体験できない事がたくさんあり、子どもの生きる力を育てる大きなチャンスともいえます。せっかくの機会を無駄にせず、キャンプを楽しみながら子どもの成長に役立ててください。

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