モーツァルトは子どもの脳にいいの? 音楽が子どもの脳の発達に与えるメリット
幼児期に音楽に触れることで、子どもの脳の成長にさまざまな良い影響があるといいます。かつては「モーツァルト療法」と呼ばれるものが話題となり、それに関する本も多く出版されています。実際にお子様にモーツァルトを聴かせているという方も少なくないでしょう。
そこで今回は、この「モーツァルト療法」とは何か? そして、音楽が子どもの脳に与えるメリットと良い効果を得るための方法について、ご紹介していきたいと思います。
モーツァルト効果とは?
20年ほど前のアメリカの大学生を対象にした研究において、モーツァルトを聴くと空間認知のスコアが上がるという結果が見いだされたことから、「モーツァルト効果」というものが話題になりました。子どもにモーツァルトを聴かせることで認知機能が向上するというものです。
しかしこれは、モーツァルトの音楽によってリラックスして集中力が高まっただけで、子どもに聞かせるだけでは認知機能強化の効果は期待できないという結論に、後のオーストリアの研究者によって、塗り替えられています。
モーツァルトの音楽の曲調や音符の並びが、脳のリラック効果をもたらすものの、小さい子どもの知能への影響にはエビデンスがないということです。
音楽への脳への効果
一方で、6歳前後の子どもを対象に行った別の調査では、キーボードのレッスンを一定期間行ったことで、脳の体積が大きくなったという結果が出ており、幼い子どもが楽器を演奏すると脳が変わるのは事実のようです。
楽器の演奏では、認知能力に関係する脳を使います。脳は使った部分が成長するため、自然と認知能力を成長させる脳トレを行っていることになるのです。
つまり、音楽を聞くだけでは効果が期待できませんが、脳の発達が著しい幼い頃に楽器の演奏をさせることは、子どもの脳の成長に良いということがいえます。
音楽に関してはさまざまな研究がされておりますが、音楽が子どもの言語力や社会性を伸ばすことも分かっています。
子どもの脳に良い影響を与えるのは、音楽を聴くだけでなく演奏することが大切で、モーツァルトに限らず音楽全般に言えることだとわかりました。
おもちゃのピアノや木琴など、どんな楽器でも、歌を歌いながリズムに合わせて身体を揺らすのでも構いません。ご自宅で楽しく音楽を楽しむ機会を作ってみましょう。
また、リトミックや音遊びなどを取り入れている幼児教室に通うのもおすすめです。
さまざまな楽器に触れ、お友達と一緒に音楽を楽しむことは、子どもの脳や心の発達にも大きな影響を与えることでしょう。