富裕層はなぜインターナショナルスクールを選ぶ? 世界でインターナショナルスクールが増加する理由
近年、海外ではインターナショナルスクールが増えている国が多いといいます。
インターナショナルスクールが増えるのには、スクールに通いたいという富裕層などによる需要の高まりももちろんですが、イギリスではスクールを増やそうとする国の施策も垣間見えます。
そこで今回は、インターナショナルスクールが増えている理由と、なぜ富裕層はインターナショナルスクールを選ぶのかについて解説いたします。
世界のインターナショナルスクール増加の傾向
イギリスに本部を持ちインターナショナルスクールの統計・調査を行うISC Researchが2021年に公開したデータによると、幼児から高等部まで英語で学ぶインターナショナルスクールは世界で12,300校存在しており、2010年時点の6,001校から実に2倍以上も膨れ上がっていることがわかっています。
また、中国や中東諸国、そして東南アジアにおいては、コロナ禍においても急増しており、世界のインターナショナルスクールが勢いよく増加している状況がうかがえます。
イギリスのインターナショナルスクールの増加理由
名門のインターナショナルスクールが多いイギリスでは、特にインターナショナルスクールのブランドマーケティングに力を入れているといいます。
これは、世界の富裕層にイギリスの名門インターナショナルスクールに目を向けてもらうことで、幼少中高からイギリス教育のカリキュラムに親しんでもらい、優秀な学生には英国名門大学を拠点に研究者として学び、さらにはイギリス企業で力を発揮してもらおうとする国の考えが見え隠れしているように感じます。
日本のインターナショナルスクールが人気の理由
日本においても、昨今におけるインターナショナルスクールへの入学者数は急増しています。
円安やGDPの世界順位下落など、国力の地盤沈下を危惧し、海外に目を向ける富裕層が多いのも大きな要因でしょう。実際、インターナショナルスクールを選択される親御さんの多くは、お子さんには将来は世界へ視野を広げ、グローバルに活躍できるよう高い英語力や国際色を身につけてもらいたいと願っています。
また、日本のインターナショナルスクールに通わせたいと考える親御さんは、日本人だけではありません。中国の富裕層の中には、欧米の教育に価値を見出す方が増えており、欧米の教育を自分の子どもに受けさせたいために、比較的中国から近くて安全な日本のインターナショナルに高額な費用をかけて通わせる家庭が増えているといいます。
現在の中国では、インターナショナルスクールにおいても国が指定したカリキュラムの採用が強いられるようになっています。そのため、自主的な思考を身に着けることができる国外のスクールで学ばせたいと願う中国の富裕層にとって、日本のインターナショナルスクールは魅力的な存在なのです。
日本人だけでなく、中国など外国からも日本のインターナショナルスクールの価値を認識してもらうのは、とてもうれしいことです。
お子様の将来を願って、国を超えて教育の環境を熟考される親御さんが多くいらっしゃることが、インターナショナルスクールの状況からみてもよくわかりますね。