昨今、中学受験において英語力が優遇される傾向が進んでいるのをご存じでしょうか。
中学受験が過熱し、中学受験対策の低年齢化や知識の詰め込みが疑問視されるなかで、英語力のある人材を求める学校が増えています。
そこで今回は、中学受験における英語力重視の傾向について解説いたします。
英語力によってどのような優遇措置があるのか、見ていきましょう。
中学受験の英語出題状況
かつては、中学受験において英語は帰国生のみを対象としていましたが、一般入試でも英語を出題し選択できる首都圏の学校は近年増加しており、2024年度では私立・国立校の4割にあたる142校にものぼります。また、関西においても英語を導入する私立校が徐々に増えている状況です。
この背景には、小学校の英語の必修化だけでなく大学入試における英語重視による影響が濃いようです。従来の4教科による受験のほか、英語1教科だけでの受験が可能な入試日を設ける私立校もあり、求められる英語力は学校によって異なりますが、おおむね小学校で学ぶ英語の範囲を超えたレベルとなっています。英語での面接が必要な学校もあり、英語を使ったコミュニケーション能力が求められます。
中学受験における英語力の優位性
・英検による得点加算
英検を取得していることで、全国60以上の中学校において、中学受験の際に加点の対象になるといいます。学校によって加算される点数や求められる級は異なりますが、より上位の級を取得しておくことで、選択肢が広がります。
・英検による学科試験免除
英検3級以上を取得していることで、英語の学科試験を免除する学校もあります。中学受験の勉強を始める前に英検を取得しておけば、他の科目の勉強に集中して取り組めるでしょう。
・特待生になれる可能性
英検など学校が定める基準をクリアすることで、特待生として入学できる学校もあります。
このように、英語を得意にしておくことで、大学受験だけでなく中学受験においてもさまざまな優遇が用意されている学校があり、今後ますます増えていくでしょう。
英語力を早いうちに磨いておくことで、中学受験において従来の4教科の先取り学習以外の道を開くことが期待でき、英語が得意な子が中学受験をチャレンジしやすくなることは間違いなさそうです。
本格的な勉強を始める前の幼児期から低学年のうちに、英語幼児教室やインターナショナルスクールなどを活用して、英語を無理なく習得できる環境を整えてあげたいものですね。