日本人の幸福度は低い? 子どものウェルビーイングを意識しよう

昨今、諸外国と比較して日本の子どもの幸福度の低さを指摘する声をよく聞きます。
経済的な豊かさとは裏腹に、日本の多くの子ども達に生きづらさを与えてしまっている事はとても残念です。
幸福度や自己肯定感の低さは自殺へ繋がる危険性もあり、教育の場では子ども達のウェルビーイングの実現をめざすための改革が求められています。

教育現場のみならず、家庭においても子どものウェルビーイングを意識することが大切なのは言うまでもありません。
ここでは、家庭で意識したい子どものウェルビーイングについてご紹介したいと思います。

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ウェルビーイングとは

ウェルビーイングとは英語で「Well-being」と表し、直訳すると「良好な状態」という意味です。「心身ともに健康で幸福な状態」という意味で用いられ、SDGsにおいてもウェルビーイングは重要視されています。

また、経済協力開発機構(OECD)では、2030年以降に子ども達が活躍するためには、子ども達がウェルビーイングを実現し、自ら主体的に目標を設定し、振り返りながら責任ある行動がとれる力を身に付けることの重要性を発信しています。

日本の子ども達の幸福度は低い?

日本の子どもたちの幸福度が低いと言われるデータは複数存在しています。

例えば、ユニセフでは国の事情を踏まえた子どもの行動について多層的・多面的に分析を行っており、それに関する調査結果において、日本の子どもは身体的なウェルビーイングが1位なのに対し、精神的幸福では38か国中37位となっています。

また、内閣府による「子供・若者の意識に関する調査(令和元年度)」によると、「自分が好き」と答えた子どもが全体の45.6%なのに対し、「自分は役に立たないと強く感じる」と自分を否定的に捉えている子どもが49.9%もいます。

子どものウェルビーイング実現に向けて意識したいこと

子どものウェルビーイング実現を考える中で重要な鍵となるのが、子どもの主体性です。「大人の価値観を子どもに押し付けていないか」「子どもの幸せを考えるあまり、大人が勝手に道筋を決めてしまっていないか」「子どもがしたい事よりも、大人主導でやらせていないか」について考える必要があります。

幸福度の高い国々では、幼い頃から子どもの自己決定が尊重されています。子どもが自分で考える機会を大切にし、大人がそれを尊重しています。

また、自分が心地よいと感じる居場所の数と幸福度は比例しますが、昨今日本では、放課後に友達と遊ぶ時間の減少が顕著となっており、子ども同士で遊びを考え主体的に行動できる時間や空間が減っているのは否めません。

日本の景気の見通しが思わしくない中、気付かないうちに自身のウェルビーイングを低下させている大人もいるかもしれませんが、ウェルビーイングは経済的な豊かさとは必ずしも一致しません。

日常生活において、考える楽しさ、学ぶ楽しさ、分け合う喜び、認め合う喜びといった幸せの原点を、今一度考えて見られるとよいかもしれません。

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