小学校の英語必修化によって中学英語はどう変わった?
中学校の英語教育は、小学校での英語必修化を受けて大きく様変わりしています。
今年度は、英語必修化により小学3年生から英語を学んだ学年が中学生になりました。そして、今年度は4年に1度の教科書の改訂が行われました。
そこで今回は、中学での英語授業の変化についてご紹介していきたいと思います。
中学での英語授業の変化
・小学英語との連携
今年度の教科書から、小学校で学んだ英語との連携がなされ、既習事項には印が付き、レベルアップした内容に変化しています。
・デジタルコンテンツの活用
QRコードを読み取ってアクセスできるデジタルコンテンツが充実しました。英単語や解説が音声で確認できるほか、発音を録音できる機能や教科書内容に沿ったアニメやドラマも視聴できるようになりました。
・段階的な習得目標を設定
中学校卒業時の英語習得目標の達成に向け、学年や学期、単元ごとに段階的な習得目標が設定されました。段階を追ってクリアしていくことで、英語への学習意欲を高め、力を身につけていくことができます。
中学生の英語力に変化の兆し
小学校での英語必修化を受け、中学生の英語力は上昇しつつあるようです。英語をより身近に感じられるようになったほか、親御さんの子どもに早くから英語を学ばせようという意向が強まったことも考えられます。
低年齢化により、英語を使った発言に恥ずかしさや抵抗感を感じにくくなったのも、学習効果に繋がっているのでしょう。
小学英語と中学英語との間には溝がある?!
小学校では、おもに「聞く」「話す」に重点を置いて学習します。まずは英語に親しみを持つことを目的としています。
それに対し、中学校の英語で「聞く」「話す」に加えて、「読む」「書く」も重要視されるようになります。また、単語を並べるだけでなく文法ルールへの理解も求められるようになります。
中学1年生の教科書では、かつての中学2年生レベルのような内容が盛り込まれるようになっており、小学生英語を問題なくこなせていたレベルの子どもたちにも、レベルの差に戸惑いを感じてしまうかもしれません。
中学で求められる「英文を読む」「自分の考えを表現する」をこなすために必要となる「語彙力」は、知識の吸収力が高い小学生のうちにうちに積極的に身に付けておきたいものです。
小学校の英語必修化を受けて、幼児期から英会話教室に通わせるご家庭も増え、英語に対する姿勢が二極化されているといいます。
小学英語では難なくこなせている子どもも、本当の意味で英語力の差を実感するのは中学に入ってからかもしれません。
本格的に文法を習う中学に入ってから慌てないよう、ご家庭で幼児期から小学生のうちにお子様の英語の語彙力を高めてあげたいものです。